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奈良県、マッチング史上初の定員充足率100%、大都市圏は微増

レポート 2019年10月18日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

2020年4月からの初期臨床研修先を決める2019年度医師臨床研修マッチングの最終結果が10月17日に発表され、大都市部の6都府県(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)の内定者数は3758人(2018年度3821人)で全体(9042人)に占める割合は41.56%となり、前年度から0.04ポイントの微増だった。 2年連続で増加だがいずれもわずかで、大都市部以外の41道県の合計は5284人で割合は58.44%。減少はしたものの、過去最大だった2017年度の58.86%、2018年度の58.48%に次ぐ水準で、大都市部への集中を防ぐための募集定員上限設定の効果は続いているとみられる(大学病院の集計は『大学病院本院が激減、マッチ率100%は10大学』を参照。 2019年度の募集定員は1万1492人(2018年度1万1244人)で、希望順位登録者数は9784人(同9816人)、内定者数は9042人(同9202人)、内定率は92.4%(同93.7%)。参加施設数は1037(研修プログラム数は1363)で、前年度より施設数は2増、研修プログラム数は21減だった。 募集定員に対するマッチ者の比率を示...