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大学病院本院が激減、マッチ率100%は10大学

レポート 2019年10月18日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

2020年4月からの初期臨床研修先を決める2019年度医師臨床研修マッチングの最終結果が10月17日に発表され、m3.com編集部が大学病院本院ごとに集計したところ、募集定員に対するマッチ者数の割合(定員充足率)が100%となったのは10大学だった。2018年度は11大学、2017年度は10大学。大学病院本院で研修する医師は合計2925人で、10年連続で減少し、2018年度の3741人からも激減して、過去最低を更新した。マッチ者全体(9042人)に占める割合は32.3%(全体の結果は『奈良県、マッチング史上初の定員充足率100%、大都市圏は微増』を参照。 分析対象は、防衛医科大学校と2017年4月に医学部を新設した国際医療福祉大学を除く80大学の本院。定員充足率が90%台は16大学(2018年度15大学)、80%台は12大学(同14大学)、70%台は8大学(同9大学)、60%台は11大学(同13大学)、50%台は7大学(同7大学)、50%未満は16大学(同11大学)。40%未満は2018年度の5大学から11大学に増加。充足率が高い大学の数に大きな変化はなく、低い大学が増加していることが...