コクランを「エビデンスのワンストップソリューションに」-渡辺範雄・コクランジャパン代表/京都大大学院准教授◆Vol.3
スペシャル企画
2019年11月10日 (日)
聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)
渡辺範雄・コクランジャパン代表/京都大大学院准教授:中山祐次郎・対談企画 現時点で最も正しい医療情報が分かる仕組み◆Vol.1 世界中の論文を専門家が調べてピックアップしてくれる◆Vol.2 中山:実は先日、コクランジャパンの総会で、渡辺先生からのご指名で僕が講演させていただくという機会をいただきました。そこで、エムスリーに協力してもらって、「コクランレビュー、知っている?」というアンケートを事前に行いました。医師では「よく知っている」「名前だけ知っている」は合わせて60%程度でした。僕もm3.comの担当者も結構知られているんだなと思ったのですが、コクラン側の皆さんは割と衝撃を受けてまして。 渡辺:受けましたよ。最近の医学生はEBMの授業があるはずですよね。そこでコクランという言葉は出てきているのかなと思ってたんですよ。僕の頃はなかったけど、例えば先生の頃は? 渡辺氏(右) 中山:ありましたね。でも、授業でコクランが出てきた記憶はなかったですね。忘れているのか、出てこなかったかは分かりませんが、国家試験に出るとかでもないと、なかなか…。 渡辺:そうですよね。全然知らない人も勤務医の中...
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