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先遣JMAT、宮城、福島、栃木で活動

レポート 2019年10月16日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

日本医師会常任理事の石川広己氏は10月16日の記者会見で、台風19号被害を受けて、宮城、福島、栃木の3県でJMATが避難所などの調査に入っていると報告した。今後、長野県などでも支援に当たる見通しだ。 会見する石川常任理事 JMATは、発生からおおむね72時間以内の急性期医療に当たるDMATが活動を終えた後に派遣され、被災者の健康管理などを支援することが多い。日医によると、河川の氾濫などで大きな被害が出た宮城、福島、栃木の3県の各医師会は、甚大な被害が明らかになり始めた14日以降、各県の保健医療調整本部や避難所へJMATを派遣し、医療支援ニーズの調査をしている。長野県医師会でも、行政と連携して情報を収集している。今のところ、県境をまたいだJMAT派遣要請はないという。 石川氏は「地球温暖化の影響もあり、台風は激甚化している。来年も再来年も襲いかかる可能性がある。自然災害には想定内と想定外の部分があるが、想定の枠を限りなく広げる必要がある。台風19号の被災地では、避難がどれくらい続くのか大変不安な毎日を送っている。避難者の健康を維持するために、避難所の見回りや回診が必要だ」と述べた。 千葉...