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台風19号から1週間、今なお21医療機関が断水

レポート 2019年10月19日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

10月12日に上陸し、東日本に豪雨災害をもたらした台風19号から1週間。厚生労働省のまとめによると、10月19日13時現在、医療機関において、浸水と停電は解消したが、今なお21施設の断水の被害が続いている。患者搬送は、東京、長野、栃木、茨城、宮城、福島の6都県で1施設ずつ、計6施設で実施した(資料は、厚労省のホームページ)。 医療機関の被害は14都県にも及んだ(岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡)。最大で、浸水29施設、停電46施設、断水42施設が被害を受けた。浸水と停電は解消したものの、断水の復旧が遅れ、21施設では給水車支援等で対応している。浸水した施設では、患者搬送、あるいは上階への患者移動などを行った。浸水自体は解消しても、本格的な復旧はこれからだ。 DMATは34隊が活動中。ピーク時の10月16日18時には計95隊が活動していた。 厚労省は被災者への医療保険上の対応として、▽被災者が被保険者証を保険医療機関に提示できない場合においても医療保険による受診が可能、▽被保険者に係る保険料・一部負担金の減免を行うことができる、▽公費負...