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風評被害を招く厚労省のやり方に断固反対 - 高木誠・済生会中央病院院長に聞く

インタビュー 2019年10月23日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

「ある日突然、厚労省から再編、統廃合の対象として指定されたことの不条理に憤りを感じます」 「風評被害の原因ともなる突然の病院名の公表という厚労省の今回のやり方には断固抗議します」 東京都済生会中央病院(東京都港区、535床)は10月11日、ホームページに「厚労省の地域医療構想に関する病院名公表に対する当院の見解」を掲載した。厚労省が9月26日に公表した424の公立・公的医療機関等の病院リストに同病院が含まれていたことに対する反論だ(『424の公立・公的病院等、再編統合も視野に「再検証」』を参照。同病院のホームページはこちらhttps://www.saichu.jp/news/7441/)。 社会福祉法人恩賜財団済生会の中でも、基幹の一つである済生会中央病院の名があったことは、医療界でも少なからず話題となった。院長の高木誠氏に、厚労省への反論とその根拠をお聞きした(2019年10月21日にインタビュー)。 ――厚労省の424の公立・公的医療機関等の病院リストが公表後、患者さんからの問い合わせを含め、どんな反響があったのでしょうか。 当院は100年以上、地域での中核病院としての役割を果たし...