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ラグビー日本代表の前チームドクターはチーム内外で重責を担ったスポーツ医学のこれから、リスクを最小化するアプローチ - 守屋拓朗・千葉労災病院整形外科副部長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2019年10月26日 (土)  聞き手・まとめ:水谷悠(m3.com編集部

日本代表の躍進もあって盛り上がりを見せるラグビーのワールドカップ。千葉労災病院整形外科副部長の守屋拓朗氏は今までの日本代表などのスポーツドクターの経験をもとに、大会運営側として大会を支え、さらに地域でのスポーツと医療の関係にも心を配る。 大会前に、ラグビーとの関わりや、ラグビーにとどまらずスポーツで医師が担う役割について、伺った(2019年8月14日にインタビュー。全2回の連載)。 ――日本代表のドクターには、どのような経緯で就任されたのでしょうか。 2012年、前のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチのときに、今は順天堂大学スポーツ健康科学部で教授をされている高澤祐治先生がチームドクターをやっていらしたところに、サポートで入ったのが最初です。合宿に行ったり、遠征に行ったり、試合のサポートに入ったりしました。 (提供:守屋拓朗氏。2018年11月18日の日本―イングランド戦にて) もともと県立千葉高校の頃、医師になりたいという思いがあったのですが、ラグビー部で3年生のときに膝の靱帯を切って最後の大会にも出場できなかったのです。現千葉大学名誉教授の守屋秀繁先生が当時は千葉大学整形外科教授で...