1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 異臭立ちこめハエたかる病室で感じた「国境格差」 - 田畑彩生・JAM事務局長に聞く◆Vol.1

異臭立ちこめハエたかる病室で感じた「国境格差」 - 田畑彩生・JAM事務局長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2019年11月6日 (水)  聞き手・まとめ:小川洋輔(m3.com編集部)

『国境の医療者』(新泉社)は、タイ・ミャンマー国境で無償診療を続けている「メータオ・クリニック」へ赴任した医師や看護師のエッセイをまとめたノンフィクションだ。過酷な医療現場、若い患者の死、現地スタッフの奮闘など、日本では考えられない実態がつづられている。著者の一人で、編さんに当たった「メータオ・クリニック支援の会(JAM: Japan Association for Mae Tao Clinic)」事務局長を務める元看護師の田畑彩生氏に、これまでの活動への思いを語ってもらった(2019年10月8日にインタビュー。全2回の連載)。 田畑彩生(たばた・あや)氏 メータオ・クリニック支援の会(JAM: Japan Association for Mae Tao Clinic)事務局長 2007年京都大学医学部人間健康科学科卒業。在学中にメータオ・クリニックへ見学に行き、国際保健に携わることを決意。国立国際医療研究センターでの勤務を経て、2012年7月~2014年9月メータオ・クリニック勤務。2017年マヒドン大学公衆衛生大学院公衆衛生修士課程(タイ・バンコク)。2019年1月アース製薬事業開...