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日医横倉会長「災害支援の在り方変わってきた」

レポート 2019年10月30日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

第28回被災者健康支援連絡協議会(代表:横倉義武日本医師会会長)が10月29日に都内で開催され、医療関連団体と関係官庁が今秋に 相次いで日本を襲った台風15号、19号などの被害、支援の状況を報告した。横倉氏は冒頭の挨拶で「従来の災害支援と今回の大雨による災害では、支援の在り方は変わってきた」と指摘した。 厚生労働省は医政局が台風19号による医療機関の被害状況を報告した。 千葉、神奈川、長野など合計46の医療機関で停電し、1~2日で解消。浸水は宮城、茨城、長野の合計29医療機関で起こり、こちらも解消。断水は茨城、福島などの合計143医療機関で起こり、現在も宮城県丸森町の9医療機関で、給水支援車などで対応している。DMATは10月24日午後7時時点までに17隊が活動した。文部科学省はDMATやそれ以外の医師等派遣を30の大学病院が行い、10月13日から10月25日までに医師112人、看護師109人、その他115人の計336人だったことを報告した。 災害を担当する日医常任理事の石川広己氏は両台風自体の概要と、日医や都道府県医師会などの活動を報告した。台風19号では予報を受けて10月9日に日医...