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学会提案の医療技術290件が新規保険適用候補

レポート 2019年11月7日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

2020年度診療報酬改定に向けて学会など医療関係の団体から保険適用に関する提案などを受けた未収載の医療技術のうち、290件が評価を検討する対象に入った。既に保険適用されている技術のうち440件は再評価を検討する。先進医療の枠組みで保険外併用療養を認めている技術からは、26件が保険適用を検討する候補になった。11月6日、中医協の診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(分科会長:福井次矢・聖路加国際病院院長)が公表した。2020年度改定に向けて学会等が提案書を提出した技術は計942件だった(資料は、厚生労働省のホームページ)。 今後は、医療技術評価分科会委員の事前評価を経て、2020年1月に同分科会が評価結果を取りまとめる。同評価結果に基づき、中医協総会が2020年度改定における対応を最終的に検討する。 2020年度改定に向けては、前回改定で症例登録システム(レジストリ)への参加を要件にした内視鏡手術用支援機器を用いた内視鏡手術(ロボット支援下内視鏡手術)などの技術18件について、関連学会が提出する検証結果の報告を踏まえた評価などを新たに検討する。既に、日本肝胆膵外科学会と日本胸部外科学...