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23のサブスペ連動研修、またもや結論出ず、WG設置へ

レポート 2019年11月8日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)は11月8日、23のサブスペシャルティ領域と基本領域との連動研修を認めるか否かも含め、サブスペ領域の在り方について議論したが、サブスペ領域の乱立と国民にとっての分かりにくさ、地域医療への影響を懸念する声が相次ぎ、結論は出なかった。 会議の後半で聖路加国際病院副院長の山内英子氏が、サブスペ領域に関するワーキンググループの設置を提案、遠藤座長がこれを受け入れ、別途、検討を進めることになった。山内氏は現状追認ではなく、「将来の医療を見据えた上でのサブスペ領域の議論が必要」と求めた(資料は、厚労省のホームページ)。 サブスペ領域については2019年4月から、内科、外科、放射線科で計23の連動研修開始が予定されていたが、サブスペ領域そのものの在り方が問題視され、ペンディングになっている(『 23のサブスペ連動研修、「4月開始」は見送り』を参照)。その後、日本専門医機構は、専門医制度整備指針のうちサブスペ領域に関する部分を改訂し、「サブスペシャルティ領域専門研修細則(案)」を作成するとともに、計1...