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「外来と病棟看護の一元化」、賛否が拮抗◆Vol.1

レポート 2019年11月17日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

岩手日報は「働き方改革」が原因で、岩手県内の病院で看護師の退職が相次いだと報道しました(『看護師離職相次ぐ 岩手県立遠野病院、働き方改革が背景に』を参照)。改革の一つでありながら、退職原因となった取り組みとして、「外来と病棟看護の一元化」を指摘。同紙は「看護師がローテーションでさまざまな持ち場を担うため、情報共有や柔軟なシフトを組みやすくなるメリットがある。一方、経験の薄い業務を広く担当することになり、心身への負担は大きい」と解説している。 病院勤務の看護師の働き方について尋ねた。 Q 「外来と病棟看護の一元化」、賛成、反対? 「賛成」が2割強、「反対」が3割、「分からない」が4割前後と各意見が拮抗した。 Q「働き方改革」、先行しているのは医師、看護師含むコメディカルのどちら? 「働き方改革」が先行しているのは、いずれの職種でも「コメディカル」が最も多かったが、特に医師では5割強を占めた。 Q 看護師の「働き方改革」についての実例やご意見があればお書きください。 ・少ない看護師で7対1を維持するための手段にすり替わってしまっている。内科外来の看護師の所属が循環器病棟、糖尿病病棟の2つに...