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10法人で「地域医療の最適化」実現目指す -日本海ヘルスケアネット◆Vol.1

レポート 2019年11月20日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

地域医療構想の実現に向けた動きが活発化する中、注目度が高まっているのが、山形県の「北庄内」で展開する地域医療連携推進法人「日本海ヘルスケアネット」の取り組みだ。2018年4月に設立、三師会を含め、「北庄内」地域の医療、介護関係の計10法人が参加する。 その事業内容は、▽人事交流/派遣体制の整備/職員の共同研修、▽人工透析機能の重点、集約化、▽診療機能の重点、集約化、▽医薬品の地域フォーミュラリ、▽訪問看護ステーションの再編・統合、▽病床調整――などと幅広く、「日本海ヘルスケアネット」全体でお互いにサポートしながら、医療機能の分担と連携、効率化、質の向上を目指している。 (提供:日本海総合病院) 成果を挙げている好事例の一つが、地域独立行政法人山形県・酒田市病院機構が運営する日本海総合病院(634床)と、医療法人健友会本間病院(154床)の間で行っている人事交流や人工透析機能の重点、集約化だ。2016年から人工透析の新規導入は既に、地域の基幹病院である日本海総合病院で行い、その後は本間病院で、という役割分担を行ってきた。「日本海ヘルスケアネット」の設立に伴い、人工透析に従事する看護師の出...