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2020年度の医学部地域枠、12大学で計77人減

レポート 2019年11月18日 (月)  小川洋輔(m3.com編集部)

文部科学省は11月13日、2020年度医学部入学定員を大学設置・学校法人審議会に諮問、臨時増員計画による地域枠の定員が2019年度と比べて12大学で計77人減少することが明らかになった。過去の充足率が低い大学で定員削減が目立ち、旭川医科大学と山形大学は、同計画による地域枠を廃止。一般やAO入試によって地元に定着する卒業生の確保を目指す。一方で、3大学で計13人増加し、臨時増員による地域枠は計65大学で計863人(2019年度比64人減)だった。 医学部の定員は臨時増員計画が始まった2008年度以降、増加傾向が続き、直近3年間は2017年度が9420人、2018年度9419人、2019年度9420人とほぼ横ばいだった。地域枠の減少もあり、2020年度は90人という大幅減の9330人となった。今月内にも答申を受けて、正式に認可される見通しだ(資料は、文科省のホームページ)。 臨時増員計画による地域枠の定員を減らしたのは、国立8大学(計62人減)と、私立4大学(計15人減)。一方、鹿児島大学、日本医科大学、関西医科大学の3大学は定員を増やした。 旭川医科大学はAO入試北海道特別選抜(定員32...