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医療系学生による高校生向け出張授業「医療者を目指す君たちへ」◆Vol.1

オピニオン 2019年11月20日 (水)  IFMSA-Japan SCOME 副責任者(林明澄・東北大学医学部医学科5年)

「ガラス片が腕に刺さって血が止まらない!どうやって血を止めよう…?」 「このガラス片、早く抜かなきゃ…!」 「待って。無理に引き抜かない方がいいらしいよ、Twitterの情報だけど(笑)」 「なんで引き抜かない方がいいか分かる?医療サイトで一緒に調べてみよう!」 「AEDどこにあったっけ?」 「あ、踊り場にあった気がする!」 「これまで気にしてなかったね」 「一緒に探しに行こう!」 高校生たちは一生懸命考えたり調べたりしながら、廊下を楽しそうに走っていく――。 「え、楽しそうに?」と読者のみなさんは思ったかもしれません。そうなんです。これは、医学部をはじめさまざまな医療系の大学に通う学生が組織する国際的団体IFMSA-Japan (イフムサ・ジャパン=国際医学生連盟 日本)の「医学教育に関する委員会」(SCOME)が今年2月に初めて実施した出張授業の一コマです(IFMSA-JapanのSCOMEについては、ホームページ)。 AEDを取りに行く高校生たち 第1回は静岡県立韮山高校で開催しました。これまでSCOMEが実施してきた高校生向けのイベントを本格的な授業形式に発展させた試みでしたが...