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13回の入院、11回の手術を経験したアナリストが見る医療 - 渡辺英克・みずほ証券エクイティ調査部長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2019年12月7日 (土)  聞き手・まとめ:小川洋輔(m3.com編集部)

みずほ証券アナリストの渡辺英克氏が、自身の患者としての経験も踏まえて、医療制度の変遷を網羅的に解説したのが『患者目線の医療改革』(日本経済新聞出版社)だ。制度論だけではなく、背景にある経緯や政府の取り組みにも触れ、具体的な提言にも踏み込んでいる。渡辺氏に著書に込めた思いを聞いた(2019年11月19日にインタビュー。全3回の連載)。 渡辺英克(わたなべ・ひでかつ)氏 みずほ証券エクイティ調査部長 東京都出身。1990年、慶応大学経済学部卒業、野村総合研究所入社。1995年からヘルスケア分野の企業調査に従事。2000年、みずほ証券入社。ヘルスケアセクター担当シニアアナリスト。2019年4月から現職。2018年からは中央大学ビジネススクール客員教授。2015年から2017年まで、「日経ヴェリタス」紙の人気アナリストランキング企業アナリスト総合部門で1位を獲得した。 ――20年間以上、医療業界を研究してきて、今こういう本を書こうと思ったのはなぜですか。 アナリストというのは証券会社の中で、ある専門の分野を研究し、投資などの役に立てるのが仕事で、評論家やエコノミストとは違います。編集者の方から...