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横倉会長「医師会代表として心からご冥福を祈る」

レポート 2019年11月28日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

「精神科主治医という立場を利用した性的搾取」などによって女性患者(当時27歳)が自殺したなどとして、遺族が男性医師の医師免許などの剥奪を求める要望書を厚生労働省に提出した問題を受けて、日本医師会の横倉義武会長は11月27日の定例記者会見で、「医療関係者の団体の代表という立場から、心からご冥福をお祈りしたい。一般論として、医師という立場を利用して支配的な関係の下に治療や薬の処方を取引条件とするなどということは医師としてあるまじき行為」と話した。 横倉会長 遺族は、男性医師が「不適正投薬や懲罰的断薬などで患者を支配するなど、完全に治療行為から逸脱した患者の搾取を常態化させていた」と主張しており、11月25日に厚労省に医師、保険医、精神保健指定医の剥奪の行政処分を求めている(詳細は『「精神科主治医として性的搾取」、遺族が医師免許剥奪求める』)。 記者からの質問に答える形で、横倉会長は「事実関係等はさておき、精神科治療を受けていた若い患者さんが自ら命を絶たれたことについては、まずは医療関係者の団体の代表という立場からは心からご冥福をお祈りしたい。本件医師の向精神薬の不正使用や診療報酬の不正請求...