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「横倉日医会長×小泉環境相」、人生100年時代語る

レポート 2019年12月1日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会は12月1日、シンポジウム『いま語り合う「人生100年時代」』を都内で開催し、会長の横倉義武氏、小泉進次郎環境相、司会として女優の檀ふみ氏が登壇、600人を超す一般参加者が講演やパネルディスカッションに耳を傾けた。 横倉会長は、人生100年時代には健康寿命の延伸が必要であり、かかりつけ医は、「治す」中心の医療から、「防ぐ」、「支える」医療への転換が求められると述べつつ、参加者にかかりつけ医を持つ必要性を説いた。小泉環境相は、健康と環境問題を絡め、「マイクロプラスチックを飲み込んだ魚を我々が食べているが、健康にどのような影響があるのかは分かっていない。環境省と医師会が連携して、この健康影響を調べていこう」と提案。 「人生の最終段階」の在り方、認知症問題から、各自の健康法などにも話題が広がり、2時間近くに及んだシンポジウムは、「何歳になっても、学び直すことがしやすい社会、定年は社会が決めるのではなく、一人一人が決める社会に」(小泉環境相)、「人生100年時代、楽しい社会に」(横倉会長)という言葉で締めくくられた。 基調講演した横倉会長は、人口構成をはじめ、日本社会を取り巻く各種デ...