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「あはき、柔整は今後も伝承していくべき」日医・釜萢氏

レポート 2019年12月3日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

日本臨床整形外科学会のシンポジムが12月1日に東京都内で開催された。現在、厚生労働省では「柔道整復」や「あん摩、マッサージ指圧、はり・きゅう」(あはき)の広告規制について議論が進んでいることを受けて「医療類似行為に関する広告の現状」というテーマだった。日本医師会常任理事の釜萢敏氏が「医業類似行為に対する日本医師会の見解」として基調講演。「あはき、柔整の施術は長い歴史と伝統があり、今後も伝承していくべきである」とする日医の立場を説明した。会場からは「あはきまではいいが、柔道整復のどこに歴史があるのか。日本にしかなく、誇れるものではなく恥ずかしい」という反発の声も寄せられた。 釜萢氏は基調講演の冒頭、第4次横倉執行部では常勤役員14人のうち、3人が整形外科医であると説明。「入念に打ち合わせをしてきた」として、日医の立場を次のように説明した。 ・あん摩マッサージ指圧、鍼、灸、柔道整復の施術は、長い歴史と伝統があり、今後も伝承していくべきである。 ・施術の効能について、引き続きエビデンスの蓄積が求められる。 ・有資格者の適正な養成数の設定について、国の積極的な関与が必要である。 ・不適切な施術...