「過度な接待、やめるべき」「それなりの接待受けるべき」◆Vol.14

Vol.14では、自由意見のうち、製薬企業による「院外の講演会（研修会や勉強会を含む）」に出席する際の交通費、宿泊費、食事代など、製薬企業から医師への利益供与に関するものを紹介する。「処方数で旅費に差を付けるのは問題」、「過度な接待は時代の流れからやめた方が良い」など利益供与に反対する意見の一方、「ディオバンの事件があったのである程度厳しくなるのは理解できるが、企業協賛の勉強会の時のお弁当はさすがに出してもいいと思います」と弁当代程度なら許容すべきという意見、さらには「高額な薬剤の取引なので、採用前は、それなりの接待を受けるべきである」という肯定もあり、意見が分かれた。 ◆医師への利益供与は反対 【40歳未満の医師の意見】 製薬会社側の勉強会における交通費の支給や食事の提供については、処方の有無にかかわらない（処方を誘導しない・医師に裁量がある）面があるので、それは問題にならないと考えるが、話に聞く限りでは〇〇の処方数によって講演会の旅費負担に差を付ける（遠方までの飛行機代や宿泊費）などしている製薬会社がいまだ存在しており、それについては明確な利益による処方誘導をしていると思われるので...