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日医参与「医師のICTリテラシーの低さが課題」

レポート 2019年12月9日 (月)  長倉克枝(m3.com編集部)

第3回公開オンライン診療研究会が12月8日に都内で開催され、日本医師会女性医師支援センター参与の上家和子氏が登壇し、自身が代表を務める厚生労働科学研究「ICTを活用した医師に対する支援方策の策定のための研究」の一環で、臨床研修病院を対象に実施した調査結果を報告した。ICTを活用できない理由として病院長アンケートからは「セキュリティ」や「コスト」との回答が多かった一方で、「医師のICTリテラシーの低さ」を課題に挙げた。今回の調査はウェブでの回答と、紙の調査票での回答を選択できたが、ウェブ回答は約3割にとどまった。 8日に開催された同研究会 調査は厚生労働科学研究「ICTを活用した医師に対する支援方策の策定のための研究」(2018~2019年度)の一環として実施した。臨床研修病院を対象として、ICT活用の現状と課題について質問し、対象の1035病院のうち544病院から回答を得た。まずオンコール医師からの診療情報へのアクセスでは、「電カル端末以外認めていない」とした回答が68%と最も多く、その次に「院内で登録機材のアクセス可能」(10%)だった。またオンコール医師への急変や患者情報の送信手段...