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市中病院実施の手術料引き上げを強く要望、外保連

レポート 2019年12月10日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

外科系学会社会保険連合委員会(外保連)は12月10日、記者懇談会を開催し、この11月に「外保連試案2020」を刊行したことを説明、2020年度診療報酬改定で反映されることを期待した。 外保連会長の岩中督氏は、2018年度改定で技術料は0.63%アップしたものの、「全体の傾向としては上がっている手術は比較的件数が少なく、非常に高難度で点数が高い手術が多いという印象がある。恩恵を受けている病院は、特定機能病院や高度専門的な医療を行う病院が多い」と述べ、2020年度改定に向けた厚生労働省でのヒアリングでは、100、200床クラスの市中病院で実施する手術料の引き上げを強く要望したと説明した。 冒頭であいさつする、外保連会長の岩中督氏。 外保連は、計83学会から挙がった要望を取りまとめ、新設164項目、改正208項目、材料34項目を今夏、厚生労働省に申請済み(『内保連「意思決定支援管理料の新設を」、三保連シンポ』などを参照)。10月31日の中医協の診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会では、新規140項目(要望の85.4%)、改定184項目(同88.5%)等を評価対象技術とした。 外保連実務委...