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総合診療の専攻医、1次登録で191人、日本専門医機構が公表

レポート 2019年12月11日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構理事の羽鳥裕氏は12月11日の記者懇談会で、2020年度研修開始の総合診療専門研修の専攻医数は1次登録を終えた現時点で191人に上ることを明らかにした。今後、2次登録が開始するため、もう少し増える見通し。羽鳥氏は、日本の人口構成等を踏まえ、総合診療の専攻医の目標について、「もう一桁は増えてほしいところ」との見解を示した。1次登録は8613人なので、その2%強にとどまる(『2020年度専攻医の1次登録、8613人、前年度同期比4.6%』を参照)。 同機構理事長の寺本民生氏も、「数の問題を言うのは難しい」と断りつつ、「500人は最低必要だというのがだいたい一致しているところ」とコメント。 総合診療の専攻医数が伸び悩んでいる理由について、羽鳥氏は「未来図をきちんと描いてもらうことが必要」と述べ、キャリアパスが見えにくいことなどを挙げた。キャリアパスでは、総合診療専門医取得後のサブスペシャルティ専門医が問題になる。その選択肢として病院総合医、日本プライマリ・ケア連合学会が養成を進める新・家庭医療専門医、それ以外の内科系のサブスペシャルティ専門医などを挙げたが、内科系のサブスペシャ...