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日医会長、改定率0.55%に「落第ではない。ホッとした」

レポート 2019年12月18日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

日本医師会会長の横倉義武氏は12月18日の定例記者会見で、本体部分が0.55%のプラスとなった2020年度診療報酬改定について「満足するものではないが、厳しい国家財政の中、一定の評価をしたい」と述べた。0.08%分が救急病院の働き方改革への特例的な対応とされたことに関しては「あくまでも特例的なものであり、病院と診療所との間で改定率に差を設けたものではない」との認識を示した上で、「(働き方改革への対応は)まだ十分ではない。(長時間労働の規制が適用される)2024年度に向けて、次の改定でもしっかり考えたい」と述べた(『2020年度診療報酬改定、全体で0.46%マイナス』を参照)。 会見する横倉会長 12月13日の午後4時半頃、厚生労働大臣の加藤勝信氏から電話を受けて改定率を知ったという横倉会長は「マイナス改定ではなくて少しホッとした。点数をつけるのは難しいが、落第点が40点だとすると、それよりちょっと上くらいかな」と率直な感想を吐露した。 働き方改革を巡っては「今回の改定の一番の目標は働き方改革への対応だと、社会保障審議会の医療部会・医療保険部会、中央社会保険医療協議会で決まっていた。全て...