1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 国診協押淵会長「総合診療専門医、姿がはっきりしない」

国診協押淵会長「総合診療専門医、姿がはっきりしない」

レポート 2019年12月19日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

6団体が加盟する地域医療を守る病院団体協議会は12月19日に記者会見を開き、今年度の議長を務める全国国民健康保険診療施設協議会会長の押淵徹氏は、2020年度研修開始の総合診療専門研修の専攻医数が1次登録で191人だったことについて、「10倍以上必要だという現場の声もある。若者達に、どういうものか具体的な姿がはっきりしない」と述べた(『総合診療の専攻医、1次登録で191人、日本専門医機構が公表』を参照)。 押淵氏(中央)ら、各団体のトップ 同日の会議では、これまでに地域で総合診療を行ってきた人々が評価を受けるような制度設計をするべきではないか、などの議論があったという。また、押淵氏は現在のプログラム制が「3年間決まった時期に学ばないといけないため取得しにくいのではないか。カリキュラム制を準備しないといけないのではないか」との認識を示した。JA全厚連理事長の中村純誠氏は、「約4700人の医師がいるが、多くが実質的には総合診療的な業務を求められている。早く制度の整理をして、育成していく必要がある」と訴えた。日本公的病院精神科協会会長の中島豊爾氏は、「過去から今困っていることを見る、という形で...