2019年、医療界の「顔」は安倍首相返り咲き◆Vol.2

2019年を振り返るアンケートの第2弾はキーパーソン。1位は安倍晋三内閣総理大臣が2年ぶりに返り咲いた。昨年はノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学特別教授本庶佑氏に敗れたが、それまで5年連続で就いていた「定位置」を奪い返した。2位には長年、アフガニスタンで医療や灌漑などを行い、支援してきた故・中村哲医師。このアンケート開始直前の12月4日、現地で襲撃されて命を落とし、医療界ばかりか日本中に衝撃が走った（昨年の結果は『2018年、医療界の「顔」は本庶佑・京大特別教授◆Vol.2』）。 安倍首相は政権に返り咲いた2012年に2位に入り、翌2013年から5年連続で1位。4位の山中伸弥京大iPS研究所所長も2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞して以降常連。本庶氏は昨年、圧倒的な支持を集めたが、今年は3位に後退した。 安倍晋三首相 故・中村哲医師 本庶佑京大特別教授 山中伸弥京大iPS研究所所長 横倉義武日医会長 5位の日本医師会会長・横倉義武氏、6位の財務大臣・麻生太郎氏も常連。7位の厚生労働大臣・加藤勝信氏は、9月の内閣改造で約1年ぶりに同職に復帰した。前回在任中の2017年は6位、...