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マイナンバーカード利用のオンライン資格確認、2021年3月末医療機関6割導入へ

レポート 2019年12月26日 (木)  長倉克枝(m3.com編集部)

厚生労働省は12月25日の第123回社会保障審議会医療保険部会(部会長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)で、マイナンバーカードを健康保険証の代わりに本人確認に利用するなどとした、オンライン資格確認の普及に向け具体的な計画を明らかにした。オンライン資格確認の推進に向け今年10月に創設した医療情報化支援基金は2019年度と2020年度で合計1068億円の予算を確保する予定で、2020年8月から医療機関などでのシステム整備を開始し、2021年3月末から健康保険証としてのマイナンバーカードの本格運用を開始する計画(資料は、厚労省のホームページ)。 12月25日に開催された第123回社会保障審議会医療保険部会 オンライン資格確認では、マイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号などにより、オンラインで本人確認をする。医療機関や薬局の窓口での本人確認時の利用を想定している。窓口ではマイナンバーカードを預かることなく、窓口に設置した顔認証付きカードリーダーを活用し、さらに認証の処理のための資格確認端末を医療機関に設置する。当面は現行の健康保険証の提示も併用するため、オンライン...