1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 診療報酬本体0.55%プラス、「妥当」「不十分」が拮抗

診療報酬本体0.55%プラス、「妥当」「不十分」が拮抗

レポート 2019年12月29日 (日)  小川洋輔(m3.com編集部)

Q 本体が0.55%のプラスとなったことを、どのように評価しますか。 開業医では0.55%よりも大幅なプラスを求める声が47.7%と半数近くを占めたのに対し、勤務医では妥当との回答(42.7%)が、大幅なプラスを求める声(40.5%)をわずかに上回った。薬剤師、歯科医師、看護師、その他医療従事者を含めた全体でも拮抗したが、妥当との回答が42.8%で最多だった。 Q 本体のうち、0.08%分が救急医療を担う勤務医の働き方改革へ充てられることを、どのように評価しますか。 開業医、勤務医ともに、働き方改革への対応分が不十分との回答が4割以上を占め、最多だった。政府が診療報酬本体の配分先などを限定するのは異例の対応だが、開業医、勤務医とも8割超が肯定的に評価していた。 Q 薬価・材料等が1.01%のマイナス改定になったことを、どのように評価しますか。 近年は薬価・材料等を引き下げることで全体をマイナス改定とし、社会保障の自然増を抑える手法が定着している。医師の半数以上が薬価・材料等のマイナス改定に理解を示す一方、より多くを本体引き上げの財源に回すよう求める声が多かった。社会保障の自然増抑制に充...