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アクションプラン、2020年1月から本格実行段階へ - 福島県立医大病院長、副病院長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2020年1月14日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【福島県立医大病院長、副病院長に聞く】 Vol.1 事故対応が後手に、教訓生かし病院改革に尽力 Vol.2 アクションプラン、2020年1月から本格実行段階へ ※2019年12月に医療安全管理体制強化に向けてアクションプランを策定した、福島県立医科大学附属病院長の鈴木弘行氏、同副病院長の大竹徹氏へのインタビュー(『福島医大、手術事故を機に医療安全アクションプラン策定』を参照。文中、敬称略)。 ――アクションプランの「基本目標1」は、「アクシデント対応の強化」ですが、具体的にはどんな体制の見直しをされるのでしょうか。 大竹:まず重大なアクシデントが発生した場合、病院長が病院執行部を基本とする会議体を緊急に開催するほか、医療クオリティ審議委員会も20人以上の規模を10人程度にスリム化し、ほぼ毎週コアメンバーでその週に起きた事故を迅速にチェックするなどの体制に変えます。従来は医療クオリティ審議委員会のメンバーが多く、日程調整に時間がかかり、事象発生から1~2カ月後に開催していました。既に暫定的な運用をしており、2020年1月から本格運用しています。 医療クオリティ審議委員会の中立性を担保する...