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日本で8年間やってきた経験は米国で通用したか?―心臓外科医、北原大翔氏(メドスター ワシントン ホスピタル センター)◆Vol.2

スペシャル企画 2020年2月2日 (日)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

中山:先生の記事を見ると、病院を移る時には移る先の外科医がオペを見に来るとあったので、手技をかなり重視しているのでしょうか。 北原:手技ももちろんあると思うんですよ。ただ、エクストリームハイなものを求めているのではなくて、ものすごい下手くそではないかどうかを見ているようでした。それよりも周辺の情報収集していました。看護師さんや麻酔科に「あいつどうなの?」みたいな感じで。あとは手術室の雰囲気やどんなコミュニケーションを取るのかなど。 中山:確かに手技に関しては外科医同士なら10分見たら分かりますものね。話はまた戻りますが、日本にいてどのように病院を選ぶのでしょうか。 北原:インターナショナルフェローとして、どうやっていくかですが、一つは就職サイトみたいなところを介してです。もう一つは、いわゆるコネクションですね。僕も今、アメリカで働いていると、フェローの枠が空いたから日本人で興味ある人を教えてくれという情報が回ってきたりします。 僕自身では、USMLEの勉強をしている段階でアメリカに行きたいと言っていたので、先輩の知り合いの知り合いがたまたまシカゴで外科医として働いていて、声をかけていた...