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AIとブラック・ジャックの対決「細部のアイデアは天野先生から」 - 作家・瀬名秀明氏に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年1月10日 (金)  聞き手・まとめ:長倉克枝(m3.com編集部)

ブラック・ジャックがAI(人工知能)と対決、スマートフォンを使い遠隔から手術を支援――。2019年7月に上梓された、作家で薬学博士でもある瀬名秀明氏の新刊『小説 ブラック・ジャック』(誠文堂新光社)では、そんな「もしブラック・ジャックが現代にいたら」という物語が描かれる。医学監修と医学協力にはブラック・ジャック好きで知られる著名な医師らが名を連ね、リアリティーのある現代のブラック・ジャックの物語が実現した。『小説 ブラック・ジャック』の生まれた背景、物語に込めた思いについてお伺いした(2019年11月3日にインタビュー。全2回の連載)。 瀬名秀明(せな・ひであき)氏 作家 1968年、静岡県生れ。東北大学大学院薬学研究科修了。薬学博士。在学中の1995年、『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家としてデビューする。1998年、『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞を受賞。2006年1月より2009年3月まで東北大学機械系特任教授。『八月の博物館』『デカルトの密室』『おとぎの国の科学』『境界知のダイナミズム』(共著)など著書多数。 ――今回『小説 ブラック・ジャック』を...