「ブラック・ジャック」マニア医師の指摘は外せない - 作家・瀬名秀明氏に聞く◆Vol.2
インタビュー
2020年1月18日 (土)
聞き手・まとめ:長倉克枝(m3.com編集部)
ブラック・ジャックがAI(人工知能)と対決、スマートフォンを使い遠隔から手術を支援――。2019年7月に上梓された、作家で薬学博士でもある瀬名秀明氏の新刊『小説 ブラック・ジャック』(誠文堂新光社)では、そんな「もしブラック・ジャックが現代にいたら」という物語が描かれる。医学監修と医学協力にはブラック・ジャック好きで知られる著名な医師らが名を連ね、リアリティーのある現代のブラック・ジャックの物語が実現した。『小説 ブラック・ジャック』の生まれた背景、物語に込めた思いについてお伺いした(2019年11月3日にインタビュー。全2回の連載。Vol.1は『AIとブラック・ジャックの対決「細部のアイデアは天野先生から」』) ――『ブラック・ジャック』の現代版の新作ストーリーを作るというのは難しそうですが、どのようにして作られたのでしょうか? 長島先生はとにかく『ブラック・ジャック』マニアなんですが、長島先生がおっしゃったことでなるほどと思ったのが、『ブラック・ジャック』の特徴が「個々のエピソードで出てくる疾患とストーリーが不可分になっているところ」ということです。つまり、この病気だからこそ、この...
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