1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 98歳の現役医師に「赤ひげ大賞」

98歳の現役医師に「赤ひげ大賞」

レポート 2020年1月9日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

日本医師会は1月8日の定例記者会見で、長年にわたり地域医療に貢献している医師に贈る「第8回日本医師会赤ひげ大賞」の受賞者5人を発表した。このうち、医療法人・社会福祉法人桃蹊会の理事長を務める古江増蔵氏は、歴代受賞者で最高齢となる98歳での受賞となった。ほかの4人は61~91歳。表彰式は3月13日に都内で行われる。 2012年に創設された赤ひげ大賞は、かかりつけ医として地域住民の疾病予防や健康増進に努めている現役医師を対象に、各都道府県医師会長が推薦し、日医幹部や有識者ら選考委員が大賞を決めている。日医と産経新聞社の主催。 古江氏ら5人に大賞 鹿児島県医師会が推薦した98歳の古江氏は70年余にわたって地域医療に尽力。95歳までは自ら車を運転し、訪問診療も行っていたという。学校医として児童生徒の健康管理にも取り組んできたほか、障害者支援施設や特別養護老人ホーム等を開設し、医療と福祉のスムーズな連携にも力を入れている。 岩手県医師会が推薦した木澤健一氏(91歳)は宮古市で木沢医院院長として住民の健康管理に当たっている。東日本大震災では自宅と診療所を津波にのみ込まれながらも2階部分を活用して診...