1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 四病協賀詞交歓会、「輪廻転床」実現へ役割果たす

四病協賀詞交歓会、「輪廻転床」実現へ役割果たす

レポート 2020年1月14日 (火)  小川洋輔(m3.com編集部)

日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会で構成する四病院団体協議会の賀詞交歓会が1月10日、東京都内のホテルオークラで開かれ、医療界や政界の関係者が一堂に会した。日本医療法人協会会長の加納繁照氏は、「今病院を取り巻く環境は非常にめまぐるしく変わっている。全力で2025年、2040年に向かっていきたい」とあいさつした。 賀詞交歓会に臨む4団体の会長 加納氏は「はやらせようとしている言葉がある」として、「輪廻転『床』」という造語を披露。「これからは病院と在宅の間を行ったり来たりする。100歳までの間、何回か病気になっては、我々が治療することで回復して在宅に戻っていただく。輪廻転床を繰り返していただくことが我々の大事な仕事ではないかと思っている」と持論を展開した。 あいさつする加納会長 来賓としてあいさつした厚生労働副大臣の稲津久氏は、「厚労省では団塊ジュニア世代が高齢期を迎える2040年頃を見据えて、医療・介護のサービスの確保とともに、持続可能性を確保することで、誰もが安心できる全世代型社会保障制度の構築に向けた検討を進める」と述べ、地域医療構想の実現、医師・医療従...