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中医協総会、2020年度改定に向け「議論の整理」了承

レポート 2020年1月15日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中医協総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は1月15日、前回の1月10日に続き、2020年度診療報酬改定に向けた「これまでの議論の整理(案)」について議論、了承した。1月15日から1月22日までの間にパブリックコメントを求め、1月24日に静岡県富士市で開催する公聴会を経て、2月上旬から中旬での答申を目指す。 「これまでの議論の整理」は、(1)医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進(重点課題)、(2)患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現、(3)医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進、(4)効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上――の4つの柱から成る(『中医協、診療報酬改定に向け議論整理』を参照)。 10日の中医協総会では、健康保険組合理事の幸野庄司氏が、「骨太の方針2019」の「新経済・財政再生計画 改革工程表2019」(2019年12月に閣議決定)の中で、「生活習慣病治療薬の費用面も含めた適正な処方の在り方について、2020年度診療報酬改定において、必要な見直しを実施。≪厚生労働省≫」への対応がなされ...