公立・公的の「再検証」要請、1月17日に都道府県へ正式通知

厚生労働省医政局長の吉田学氏は1月17日、都道府県などの職員が集まる全国厚生労働関係部局長会議で、地域医療構想を踏まえた具体的対応方針の再検証を要請する公立・公的医療機関について「本日中に通知を正式に整えて届けるように手配したい」と述べた。再検証を要請する医療機関を示したいわゆる「424病院リスト」を巡っては、風評被害を招くなどとして公表方法に批判が上がっているほか、既に再編・統合された医療機関が挙がるなど現状に即していない記述も指摘されている。厚労省は各地で開催した意見交換会などで寄せられた声を踏まえて、リストの内容を一部修正した上で、1月17日のうちに都道府県に対して正式な再要請の通知を発出する（資料は、厚労省のホームページ）。 地域医療構想実現へ協力を呼びかける吉田局長 吉田局長は、2019年9月26日のリスト公表以来、自治体や都道府県医師会、病院団体など、要請があった団体には全て意見交換会を開催するなどの対応を取ったと強調。「国と地方の協議も3回行った。その積み上げによって、いただいた懸念、課題について整理した」として、正式な再要請に至った経緯を説明した。 地域医療構想を巡って...