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『FUSEGU 2020』、東京オリ・パラに向け感染症対策が始動

レポート 2020年1月22日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本感染症学会と日本環境感染学会は、2020年のマスギャザリング(集団形成)に向けた感染症予防連携プロジェクト『FUSEGU 2020』を発足、1月22日都内で記者会見を開き、「知らせて防ぐ(認知・理解度を上げる)」「適切な予防手段で防ぐ(マスク・手指衛生・ワクチン)」「産官学で防ぐ(協力体制を拡大する)」の3つの基本方針を掲げて取り組んでいくことを表明した。東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、4000万人以上の訪日外国人が見込まれる中、国内では近年最大のマスギャザリングを想定した感染症対策を目指す。 医療従事者が特別の注意を払って備えることに加え、一般市民の感染症に対する正しい理解・行動が重要になるとの考えから、2月には感染症に関する意識調査、日本環境感染学会でのシンポジウム、3月には大学生を対象とした感染症カレッジや意識調査結果を解説するメディアセミナー、4月には日本感染症学会での市民公開講座など、医療従事者と一般市民双方に向けた活動を展開していく。Webサイト等でも随時、双方への情報発信に取り組む。 日本感染症学会は、医療従事者を主たる対象とし、インバウンド感染症への対...