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令和は人口減少の時代、2050年頃に定常化◆Vol.1

スペシャル企画 2020年1月25日 (土)  長倉克枝(m3.com編集部)

昭和は「人口や経済が拡大、成長を続けた時代」、平成は「転機」、令和は「人口減少が本格化する時代」――。2018年に『持続可能な医療』(筑摩書房)、2019年に『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社)を上梓し、人口減少・少子高齢社会での持続的な社会保障や医療のあり方を議論する京都大学こころの未来研究センター教授・広井良典氏は、昭和・平成・令和のそれぞれの時代をそう、表現する(『令和最大のテーマ「人口減少社会のデザイン」に取り組む - 広井良典・京都大学こころの未来研究センター教授に聞く◆Vol.1』参照)。令和の医療はどこへ向かうのか見通すのに欠かせないのが、人口減少・少子高齢化が進む日本の人口構造の変化だ。令和の医療◆データ編Vol.1は、日本の人口構造変化を確認する。 一般的な年代区分である14歳以下、15~64歳、65歳以上の3区分の人口推移は以下のようになる。人口が増加し続ける昭和から、減少に転じた平成、令和は一貫して人口が減少し続ける。 図1:日本の人口推移。2018年までの人口は総務省「人口推計」(各年10月1日現在)、2019年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の...