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財政審増田氏「社会保障改革含め、強い意見出していく」

レポート 2020年1月28日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

財政制度等審議会財政制度分科会は1月27日、2020年度当初、2019年度補正各予算案などについて議論した。記者会見した分科会長代理の増田寛也氏は、2019年度の税収が大幅に下振れする見通しとなっている一方で、2020年度予算案で一般会計の歳出総額が過去最高の102兆6580億円となったことについて、「こういう予算だとPB(プライマリーバランス)黒字化のハードルが高くなっていく。社会保障改革を含め、財政審が強い意見を出していく必要がある」と述べた。 増田氏は財政審が隔年で実施している諸外国の財政制度についての実施調査を2月から3月にかけて行い、3月下旬から4月にかけて分科会に報告することを発表した。8人の委員が2人ずつに分かれて欧米各国を訪問し、財政運営の在り方や国民理解促進策などについて調べる。 また、増田氏は、1月6日にかんぽ生命の不正販売で批判が続く日本郵政の社長に就任した。財政審では分科会長代理と歳出部会長を兼ねているが、「日程的に継続できるか懸念はあるが、榊原定征部会長らと役割してやっていきたい」と述べ、役割分担しながら財政審委員 は続投する意向を示した。 27日の会議での委...