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新型コロナウイルス、「病院入り口に掲示必要」日医

レポート 2020年1月29日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会副会長の松原謙二氏は1月29日、定例記者会見で、新型コロナウイルス(2019-nCoV)の感染拡大を受け、「(対応のできない医療機関は)入り口に『(疑わしい場合は)まず電話連絡か保健所で対応可能な場所の確認を』とする掲示が必要」と述べ、「医療機関の中で感染症を拡大させない視点が大変重要だ」と強調した。日医は28日、全役員をメンバーとする新型コロナウイルス感染症対策本部を正式に設置した。 定例会見で話す松原謙二氏 松原氏は、新型コロナウイルスについて「かなり危険な物と認識」と見解を示し、「SARS(重症急性呼吸器症候群)の経験を踏まえて対応する。厚生労働省と密に連携を図り、都道府県・郡市区医師会に対し、文書の交付やホームページへの掲載など、迅速な情報提供に努めたい」と今後の対応について説明。「できる限りのことはやるつもり」と強調した。 定例会見では集まった報道陣に対し、「入院設備等のある第二種感染症指定医療機関等に適切に患者を誘導する必要がある」と述べ、「武漢への渡航歴や患者との濃厚接触があった場合はマスト、少しでも気になる場合は必ず、ダイレクトに病院に行くのではなく、最寄りの...