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武漢・上海へマスクや防護服を発送

レポート 2020年1月31日 (金)  小川洋輔(m3.com編集部)

新型コロナウイルス(2019-nCoV)の感染が拡大する中、NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」が運営するプロジェクト「ARROWS(Airborne Rescue and Relief Operations With Search=空飛ぶ捜索医療団)」が中国・武漢への支援に乗り出している。既にマスクや手袋を上海市の長海病院に届けたほか、1月31日には防護服や使い捨て手袋などの医療物資を届けるため、スタッフが中国へ向かった。 上海へ届けられた医療物資(ARROWS提供) ARROWSでは国内外の被災地や紛争地で医療支援を展開することとしており、マスクや医療用防護服を備蓄していた。2019年12月の発足後、初めての本格的な活動となる。今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、1月23日から情報収集を開始。30日にはN95マスクと医療用使い捨て手袋が現地の団体を通じて上海市の長海病院へ届けられた。上海でも新型コロナウイルスに関連する肺炎の患者が増えているが、医療品が武漢へ優先的に送られているため、長海病院ではマスクなどの在庫が少なくなっていたという。 1月31日には、医療用防...