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医師の「副業」、バラエティ番組に出演してみた

オピニオン 2020年2月16日 (日)  神田橋宏治(医師、DB-SeeD社長)

さて23回目です。 今の若い医師は本業の他に副業を持たれている方が結構多いようです。代表的なものとしては、不動産投資や株式投資ですが、他にデザイナーをやったりマンガを描いたり本当に色々です。医療ドラマの監修をやっている友人も2人や3人ではありません。僕はそこまで多才ではないので、医師の資格を生かしてやっていたバイトの話を少しだけします。 医師としての専門知見を問われてニュース番組とか解説とかに出られた方は、僕の周りにも本当にたくさんらっしゃいます。僕の能力ではさすがにそのポジションは無理なので、別の路線に行くことにしました。最初は数年前でしょうか、友人からバラエティ番組のいわゆるひな壇医師、「名医が教える××」みたいな番組に出る人を探しているのだけど出てくれないか、と頼まれたことがきっかけでした。たまたまその日が空いていたので、「これは面白そうだぞ」と二つ返事で引き受けました。 行ってみると数十人の医師が一部屋に集められています。一緒に働いたことがある臨床医も数人いました。それぞれにキャッチーなコピーのつけられた名札が渡されます。既に血液内科をやめていた僕にも、「白血病の専門家」とか「...