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乳腺外科医事件で高裁初公判、男性外科医側「ここに犯罪はない」(2月5日追記)

レポート 2020年2月4日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴され、一審無罪判決となった男性外科医に対する東京高裁での控訴審(朝山芳史裁判長)初公判が2月4日に開かれた。主任弁護人の高野隆氏は「ここに犯罪はない」と改めて無罪を主張した。高裁での争点である、せん妄の有無について検察側証人の精神科医は、「せん妄の可能性はあるが、患者の発言などから幻覚はない」と説明。さらに、医師による性犯罪が「世界的な問題になっている」と指摘した。 弁護団によると、控訴審では検察側は新たな証拠として「アミラーゼ鑑定およびDNA定量検査に関する研究者からの資料・聴取報告書」合計7点を提出しようとしたが、裁判所は認めなかった。「東京高裁の関心事」は、(1)女性はせん妄であったか、(2)身の回りで起きたことを認識する能力およびLINEメッセージを発信する能力、(3)せん妄と診断された場合に、さらに幻覚・錯覚が生じる可能性――にあるという(弁護団の説明は『乳腺外科医事件、高裁では2人の精神科医が証言へ』)。 控訴審では2月4日に検察側、2月26日に弁護側がそれぞれ推薦...