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2020年度診療報酬改定の附帯意見案を承認、中医協

レポート 2020年2月5日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

中医協総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は2月5日、2020年度診療報酬改定答申の附帯意見を承認した。前回1月31日には内容を追加する要望が出たが、変更はしないことが決まった。次回2月7日の中医協総会で、改定の答申案が提出され、即日答申の見通し。 厚生労働省はこれまでの議論について募集していたパブリックコメントでは598件の意見が寄せられたことを報告した(資料は厚労省のホームページ。前回の議論は『保湿剤で応酬、答申附帯意見案審議で』を参照)。 1月31日の会議では健康保険組合連合会理事の幸野庄司氏が、保湿剤が美容目的に利用されている可能性があるとして、適正利用について引き続き検討する旨の記述を加えることを要望していた。厚労省保険局医療課長の森光敬子氏は附帯意見案を変更しない理由について、医薬品の適正使用に関しては社会保障審議会医療保険部会などで議論が行われつつあると説明。「それらの議論を受けて必要な対応があれば、中医協で議論する」と理解を求めた。 パブコメ、最多は口腔疾患関連 パブリックコメントは1月15日から22日にかけて厚労省ホームページで告知して郵送と電子...