「再検証」病院リスト、追加施設や民間機関も「公表すべき」が最多

厚生労働省は1月17日、公立・公的医療機関等の具体的対応方針の再検証を要請するいわゆる「424病院リスト」に約20施設を追加すると発表した一方、追加された施設の名称や都道府県ごとの施設数は公表せず、民間医療機関についても診療実績のデータを各都道府県に通知しただけで一般向けには公表しなかった（『「再検証」要請424リストに約20施設を追加、厚労省がデータ修正』を参照）。 今回の厚労省の対応について、医師の間では否定的な見方が強く、施設名などを公表するよう求める声が多かった。厚労省は2019年9月の「424病院リスト」公表が各地で大きな反発や風評被害を招いたことを踏まえて、追加施設と民間医療機関の情報を慎重に扱っているが、こうした一律ではない対応に対しては厳しい視線が注がれている。 Q 新たに再検証要請の対象となった約20施設の名称などを公表すべきだと思いますか。 開業医、勤務医とも条件をつけずに全ての対象施設名の公表を求める声が約半数を占め、最多だった。2番目に多かったのは、既に公表されている424施設との公平性を保つために公表を求める声で、両者を合わせると、開業医の82.7％、勤務医の...