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ダビンチ手術7件、新規保険適用も内視鏡手術と同点数

レポート 2020年2月10日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

最近の診療報酬改定では、新技術への対応が重要課題となっている。2020年度診療報酬改定では、ダビンチを使用したロボット支援下内視鏡手術7件が保険適用となったが、点数はロボット支援下でない内視鏡手術と同点数となった(『ダビンチ7件が保険適用へ、先進医療6件も』。資料は、厚生労働省のホームページ)。 2018年度改定でも、ダビンチ使用手術が12件保険適用となったが、同点数(『新規「ダビンチ」手術12件、既存技術と同点数』を参照)。既存技術と比較した優越性についての科学的根拠が確立されていないというのがその理由だ。 今回保険適用になるロボット支援下内視鏡手術は、下記の7件だ。 ・胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) ・胸腔鏡下拡大胸腺摘出術 ・腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術 ・腹腔鏡下仙骨腟固定術 ・縦隔鏡下食道悪性腫瘍手術(頸部、胸部、腹部の操作によるもの) ・腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術 ・腹腔鏡下腎盂形成術 HBOC にも診療報酬で対応 がんゲノム医療を推進するため、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の症状である乳がんや卵巣・卵管がんを発症している患者における、BRCA遺伝子検査、遺伝カウ...