1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. PCR検査陰性なら12.5日で退院可能

PCR検査陰性なら12.5日で退院可能

レポート 2020年2月6日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

厚生労働省は2月6日、保健所設置自治体の担当者が集まる全国衛生主管部(局)長会議を開き、新型コロナウイルス(2019-nCoV)の疑似症や患者の退院の基準などを説明した。潜伏期間については、疑似症サーベイランスや検疫の条件では14日間に据え置く一方、PCR検査で陰性が確認された不顕性感染者は、PCRで2回陰性が確認されれば、12.5日間で医療機関等からの退院を認める。加藤勝信厚労相は「現時点で日本国内において流行が認められる状況ではないと認識はしているが、国民にもさまざまな心配や懸念がある。万全の体制を敷いていきたい」と各自治体に協力を呼びかけた。 加藤厚労相のあいさつに耳を傾ける出席者 厚労省健康局結核感染症課国際感染症対策室長の田中彰子氏は2月3日に発出した疑似症サーベイランスの新指針を説明。新指針では(1)発症前14日以内に新型コロナウイルス感染者と濃厚接触し、37.5度以上の発熱または呼吸器症状がある、(2)発症前14日以内に湖北省渡航歴があるか、発症前14日以内に湖北省滞在歴のある者と濃厚接触をしていて、37.5度以上の発熱かつ肺炎を疑わせる呼吸器症状がある――の2点が新型コ...