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横倉日医会長「2020年度改定、5つのポイント」

レポート 2020年2月7日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

2020年度診療報酬改定が2月7日に答申されたのを受け、日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会の三師会は同日、厚生労働省内で記者会見をした。 日医会長の横倉義武氏は、「今回改定では、医師等の働き方改革の推進という大きなミッションへの対応という新たな第一歩を踏み出した」と受け止めた上で、地域医療を堅持していくためには、医療関係者の働きやすい環境づくりと、医療経営の安定化を図ることが不可欠だと強調。改定のポイントとしては、(1)医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進、(2)外来医療の機能の分化とかかりつけ医機能の評価、(3)薬価制度の見直し、(4)医療技術の適正評価、(5)重症度、医療・看護必要度の見直し――の5つを挙げた(答申は『2020年度診療報酬改定、加藤厚労相に答申』を参照)。 厚労省内で会見する三師会会長。左から、日歯会長の堀憲郎氏、日医会長の横倉義武氏、日薬会長の山本信夫氏。 「改定に点数を付けるとしたら」との質問に、横倉会長は、「改定財源が決まった時には、40点と言った。40点は落第ギリギリのところだが、財源が厳しく、当初はマイナス改定が強く言われた中で、何とか本体部分だけ...