無給医2819人、59大学病院で9％、文科省が最終結果

文部科学省は2月7日、いわゆる無給医問題について、全国医学部、歯学部の108の大学附属病院を対象に実施した調査の最終結果を公表、調査対象者3万1801人中、9％に当たる2819人が無給医に当たることが明らかになった。同省は2019年6月に公表した中間結果で無給医は2191人と公表していたが、精査の結果、628人増えた。無給医の所属先は調査対象108病院中、59病院に上り、半数を超えた（資料は、文科省のホームページ。中間結果は、『大学病院の｢無給医｣、少なくとも2191人、文科省調査』を参照）。 中間結果で、精査対象が残っているとした医学部の附属病院は、下記の4病院で、その結果は以下の通り。 ・日本大学医学部附属板橋病院：調査対象753人 ① 432人、②228人、③93人、④0人：無給医93人（12.4％） ・慶應義塾大学病院：調査対象254人 ① 53人、②114人、③86人、④1人：無給医（③と④）87人（34.3％） ・東京大学医学部附属病院：調査対象962人 ① 723人、②182人、③0人、④57人：無給医（③と④）57人（5.9％） ・東京女子医科大学病院：調査対象647人...