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医師の6割、「新型コロナウイルス感染症疑い、全例PCR検査を」

レポート 2020年2月14日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を巡る報道が連日続いている。横浜港に停泊中のクルーズ船での感染者の急増に注目が集まり、乗員乗客全員についてPCR検査を行う必要性を指摘する声もある。市中の医療機関を受診した患者から陽性例も報告される中、ネックとなっているのが、COVID-19に関するPCR検査体制だ。政府は2月13日にまとめた緊急対応策で、検査体制の拡充を打ち出した(『検査体制強化など、COVID-19緊急対応策に153億円』を参照)。 m3.com医師会員を対象に、「新型コロナウイルス感染症疑いを全例PCR検査する必要」の有無を調査したところ、全体で61.5%が「ある」と回答した(調査は、2月5日から2月11日までの1週間に実施)。ただし、「感染拡大を防ぐためには疑い全例検査して陽性なら隔離とすべき。今後は疑い例の数が爆発的に増えるはずで、全例検査、隔離は不可能。水際での封じ込めは諦め、重症例で治療上もしくは入院管理上必要な症例に限った検査でも仕方ないと思う」など、感染拡大の状況に応じた対応の必要性を指摘する意見が上がった。 Q:新型コロナウイルス感染症疑いを全例PCR検査...